語学学校行くべき? メリットとデメリット

行くべき?語学学校メリット・デメリット オーストラリア留学

こんにちはIrisです。

 

今回の記事は、オーストラリアやカナダ、イギリス、アメリカなどの英語圏に、ワーホリに行くか、語学学校へ行くべきか悩んでいる方に読んでいただきたいです。

語学学校ってお金かかるし、英語圏に住んでたら英語なんて

日常生活で勝手に身につくでしょ!

こういうノリでワーホリに来た人を何人も見てきました。

そして一部の超人たちを除けば、英語が話せないから日本食レストランで働いて、日本人の友達に囲まれて楽しい生活を送った後、そのまま帰国を迎え結局英語はなんとなくできるくらい。

 

そんな日本人をたくさん見てきた私から言えるのは、語学学校は必ず行くべき!

行く予定のない人はひとまずこれを読んでから決めてください。

 

 

ワーホリの現状

実際、今オーストラリアでは英語が得意でないワーホリ勢が溢れ、日本語の掲示板でよく『仕事を探しています』という書き込みを目にします。英語がある程度話せないとコミュニケーションがうまくとれないために待遇が良くなかったりという話も耳にしますし、何より仕事探しの選択肢がかなり限られてしまいます。どうにかなるさ精神で飛び込むと、思い描いていた ”海外のカフェでバリスタとしてローカルカフェで働く” 夢は、日本食レストランやファームでのお仕事になってしまうかもしれません。

行動力や勇気があるのは素晴らしいことですが、どうせならより良い選択をするべきだと思うんです。そして何より、現地に来てから後悔したり、仕事が見つからず帰国する子たちを見て “この子達が来る前にアドバイスしてあげたかった” と何度も思いました。

 

語学学校に通うメリット

生徒として8ヶ月間学校に通った経験と、のちに現地で就職して学校職員になり何百人の生徒を見届けた経験のある私が、宣伝とか無しで感じたことを書きます。ただ、あくまでも個人の見解なので参考程度に読んで頂ければなと思います。

 

メリット① 正しい英語が身につく

これがダントツで1番のメリットだと私は思います。

間違ったらどうしよう、、うまく話せないから、、と英語を話すのを躊躇する日本人が多いですが、『英語の上達の基本は間違いなんて気にせずにどんどん話すこと』とよく耳にしますよね。私にとってはそれこそが1番の落とし穴だと思っています。なぜなら、間違った文法や発音でも「通じてしまうから。」

私の友達にオーストラリアに8年在住している日本人(A)がいるのですが、Aの英語は文法も発音も本当に間違いばかりです。ただ、彼女はすごくユーモアがあって面白いので、いつもみんなの真ん中にいて、英語でも楽しく話しています。仕事も専門スキルがあり技術系なので英語は最低限しか使いません。

ただ、日常生活に支障のない英語を話せる彼女にも危機が迫りました。ビザのためにIELTSという英語の試験を受けないといけないのですが、全く必要最低限のスコアに到達しないのです。私に勉強を教えて欲しいと頼んできたので見ていると、文法が分からないため文章がぐちゃぐちゃに、またスペルも曖昧で単語力もありません。正直、私よりも何年もオーストラリアに長くいるのにここまでひどいのかと驚きましたが、その時に気づきました。

間違ったまま英語を使い続けて、周りが指摘してくれないとそれを脳が覚えてしまって、次変えようと思った時にはかなり難しいことに。実際、Aが間違った英語を話した際、私が指摘すると、その時は分かったと言うのですが、すぐに前の間違った表現や発音を使い続けるのです。

長くなりましたが、彼女を見ていると改めて基礎を固める大切さを知りました。ただ友達と楽しく会話したいだけならいいかもしれません。ただ、あなたが英語を習得した先にこんな仕事に就きたい!この大学に行きたい!など何か目標があるのなら、いや目標がなくても将来「もしも」の時が来た時のために、正しい英語を身につけておくにこしたことはありません。ビザの終わりが迫ってきて初めて事の重大さに気づいた彼女のように。

私は留学当初、文法や英語のライティングにかなりの自信があったのですが、テストを受けて入ったクラスはPre-Intermediate (6段階のうち下から3番目)。日本で学んだことのある文法の授業をまた受けるのかと正直飽き飽きしていましたが、今思えば長い期間学校で基礎を固められてよかったなと思います。同じことを何度も繰り返し土台を作れたことで、今では考える前にスッと正しい表現が口から出てきます。

学校は唯一の間違っていい場所です。間違った表現や発音は即座に先生が正してくれ、それを学べるからです。ただ外の世界で間違った英語を話してもそれをわざわざ指摘してくれる人はほとんどいません。間違いに気づかないことほど怖いことはありませんよ!

 

メリット② 友達と情報が手に入る

ワーホリや留学で1番大変なのが渡航後の数週間。家探しや仕事探しをしないといけないのに、知ってる人もいないし頼れる人もいない。そんな1番辛い時ですが、学校に行っていれば、オリエンテーションでその国の必要知識について教わったり、クラスの友達や先生と仲良くなって情報強者になれます。情報網を確保していると、ふとした瞬間に ”私の職場で新しいスタッフを募集してるんだけど” や ”ルームシェアの空きがあるよ!”なんてことがあります。

同じ目標を持つ仲間や教師とのつながりは、将来のキャリアや生活にも役立つネットワークになるかもしれません。

 

理由③ 自分の成長が見える

そんなこと?と思った人がいるかもしれませんが、これってかなり重要だと個人的に思います。海外で住むってほとんどの人にとっては思い切った行動で、みんな家族や恋人、仕事や大事なもの、何かしら置いて日本を飛び出したと思うんです。それでも現地の生活に馴染みなんとなーく仕事と家の往復をしているとふと『自分はここに何しに来たんだっけ』と思うことがあったり、こんなんだったら日本でいいじゃんって思う瞬間があったりします。せっかくでできた友達が帰国したり一人の時間が増えると尚更です。こんなにお金と時間をかけてここまで来たのに!です。

学校に行くとテストの点数だけでなく、様々な成長を感じる場面があります。

初日に全然話せなかったのに今はいろんな国の友達と話せる!とか、授業がほとんど聞き取れなかったのに今は先生の言っていることがほとんど分かる!だったり。

そして次第に『次はIELTSに挑戦してみようかな〜』『専門学校に進学して英語で新しいスキルを学ぼう!』とか、次の目標ができたりします。そして周りには同じ環境で切磋琢磨できる仲間がいます。

夢や目標を持って学んでいる様々な年齢とバックグラウンドを持つ仲間たちに刺激を受けますよ!

 

理由④ 他文化の理解に繋がる

語学学校は授業だけでなくアクティビティも力を入れているところが多いです。

学校内だけでなく遠足のように校外へ出たり、イベントを開催したり、その国特有のお祝いをしたり。私の通った学校ではオーストラリアデーのビーチBBQや、イースターのエッグハントなど、まるでオージーの仲間入りをしたかのように体験することができて楽しかったです。また、ホームステイで現地の家族と過ごす日々はかけがえのない時間でした。(ホームステイについてはまた詳しく記事を書こうと思います。)

触れることができるのは現地の文化だけではありません。世界中の文化です。

学校でできたブラジル人やコロンビア人の友達とラテンのお祭りに行ったり、イタリア人とパスタを作ったり、韓国人と町中の韓国料理屋さんを開拓したり。オーストラリアにいながらいろんな国の文化を体験でき得した気分でした。

 

私

さらにみんな口を揃えて『私の国に旅行で来るときは連絡してね!』とお別れの時に約束をし、今では世界中に友達がいます。

 

語学学校に行くデメリット

強いて言えばという感じですが2点ほどお伝えします。

 

デメリット①費用がかさむ

当たり前のことですが、それなりにお金がかかります。

お金がないけどワーホリに行って、ついたらすぐに仕事を探すという人は悪い事を言わないので、渡航前に十分な英語の勉強をしてくることをお勧めします。 ”現地に行ったら自然に話せる” というのは結果論であり、努力と辛い時間を乗り越えての事です。

私も学校で学んで英語に少し自信がついてきた頃にローカルの人と話す機会があったのですが、友達同士では聞き取れたり通じていたのに全く理解できないという挫折を味わいました。学校に行かないのなら、日本にいるうちに外国人と交流したり、アプリなどでネイティブスピーカーと話す機会を作り慣れてから渡航をおすすめします。

 

デメリット② 遊ぶ時間が減る

あたりまえ体操〜と頭に流れそうなぐらい当たり前のことですが、ロードトリップをしている人なんかは学校に行かずに、コミュニケーションはノリでどうにかする!という人が多い印象でした。いざとなれば翻訳アプリもありますし。

どうにかなると言えど、トラブルが起こった際や、行く先々での人々との交流を考えるとやはり英語力を伸ばしてから行くのが得策だとは個人的には思います。私の中で旅の醍醐味は『現地の文化に触れ、人と関わること』ではないでしょうか。

どの街に行っても出会った人と難しい深い話ができずに、その場だけの浅い人間関係しか作れないのって旅をしているのにもったいない!!と思ってしまいます。

やはり旅の醍醐味を満喫したい方は、日本で英語の勉強を頑張るか現地で学校に通ってから行くのが良いのではないかと思います。

 

余談:ワーホリは使わず取っておいた方がいい!!

人生に一回それも年齢制限があるなんて、今すぐワーホリに行かなきゃもったいない!と焦って使ってしまいがちなワーホリビザですが、私から言わせると『英語できないのにワーホリ使うなんて100倍損してる!!』

ワーホリに行ったけど英語が話せなさすぎて日本食レストランで働くか。

それとも先にに英語を身につけて、ワーホリが始まったらオフィスでの仕事や、自分の好きな領域でローカルの人々と働くか。

 

もちろん理想は後者ですよね。

ワーホリが終わりがけに英語が分かるようになり、仕事が楽しくなってきたり。オーストラリアが好きになってどうにか長く滞在したくなったり。1年だけ遊んで帰ってこよ〜と渡航したはいいものの、蓋を開けてみればもっと長く滞在できたらいいのにと後悔するのはよくある話です。

ただ、ワーホリの後だと使えるビザ限られてくるんですよね。よっぽど特殊なスキルなどが無い限りは学生ビザとか。でもワーホリで1年過ごしてから今更英語学校通うのも気が引けたり。でも専門や大学に行く英語レベルもお金もないしなーって陥る人多いんです。だからオーストラリアだとファームや特定の地域で労働をしてセカンドビザを取ったりとか。

それなら英語できない最初のうちに学生ビザ使っとけば、後からパーっとワーホリ生活を英語できる状態でスタートできるわけです。

 

まとめ

今回は私が一番得意な分野の語学学校についての記事を書きました。

今は便利なアプリとかYoutubeだったり、さまざまな英語学習ツールが増えてきました。

私が一番言いたいのは、英語圏にワーホリにいくなら ”語学学校に絶対行くべき” ということではなく、英語を自信を持って使えるレベルまで身につけておくことが大切ということです。正直手段は問わないので日本で完全に身につけている人は学校なんて行かずに、すぐにでも現地で仕事を見つけて実践するべきです。

学校は行く方がいいのか行かなくてもいいのかは自身に問いかけると分かるはずです!

 

では今日はこの辺で終わります。

Have a great day〜

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